こんにちは。
千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえです。
当サロンでは、解剖生理学に基づき、浅い筋肉から徐々に深い筋肉をゆるめていくオイルトリートメント「スウェディッシュマッサージ」を中心に行っています。
今日 8月8日は「立秋」です。
今年は梅雨明けが遅かったせいか
(平年より8日遅く、昨年より30日遅い7月29日)
まだ夏が始まったばかりのような気がしています。
が、刺すような日差しはもう十分味わいました・・・。
ココナッツはどんなニオイ?
小売業で働いていた時のことです。
お客様から香りについて質問されたので、表示を見ながら
「ココナッツの香りです」
とお答えしたところ
「ココナッツ? どんなニオイ? 」
と更に訊かれました。
答えに窮しつつ
「夏っぽいニオイ・・・」
と、私が言い終わらないうちに
「えっ! 安っぽいニオイ?! 」
とお客様が驚きの声をあげられました。
そこですかさずお連れの方が
「夏って言ったのよ。夏! 」
とフォローしてくださいました。
最初に質問なさったお客様は首をかしげていらっしゃいます。
蓋を開けて、実際に香りを感じていただくことにしました。
「好きじゃない」
と一蹴。
(いいんです、香りの好みは人それぞれなので・・・)
主観
香りについて口で説明することの難しさを感じる出来事でした。
質問なさったお客様には、ココナッツは馴染みのない香りであったことに加え、私のたとえた「夏っぽい」という表現により、更に謎が深まったようです。
「ココナッツの香り」=「夏の海」
という図式が私は子供の頃に出来上がっていました。
子供の頃、海のそばに住んでいたため、夏になると海からの風にのってココナッツの香りが運ばれてきました。
当時は日焼けすることが盛んだったので、海辺でサンオイルを塗る人が多かったのだと思います。
そして、サンオイルの香料にココナッツが使用されていたものと思われます。
ニオイの正体がココナッツの香り(香料)であるということを認識する前に、「夏になると海から漂ってくるニオイ」というものが子供の私の意識にすりこまれていました。
なので、今でも、ココナッツの香りをかぐと、季節を問わず「夏の海」が頭に浮かびます。
強い日差し、大音量で流れる音楽、波の音と子供の歓声・・・
答えは・・・
「安っぽいじゃなくて夏っぽいって言った」
とフォローしてくださったお連れ様は、もしかするとココナッツの香りに対して私と似たイメージをお持ちだったのかもしれません。
そして、質問なさったお客様にとっての「夏っぽい香り」は、ココナッツの香りではなく、別のものだったのかもしれません。
きっとこういった嗅覚に関するものは、育った自然環境、風習に大きく影響され、子供の頃の記憶ほど深く刻まれていて、その後に改変されることはないのだと思います。
夏の海でココナッツの香りをかぎながら思い出した出来事でした。
そして
「ココナッツの香りとはどんなニオイか? 」
という質問に対する適当な答えは今も見つかっていません・・・。
今回はここまでです。またお会いしましょう。
千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえでした。
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