映画「ともしび」観てきました

花こんにちは。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえです。

 

当サロンでは、解剖生理学に基づき、浅い筋肉から徐々に深い筋肉をゆるめていくオイルトリートメント「スウェディッシュマッサージ」を中心に行っています。

 

2今日は「猫の日」だそうです。
ニャンニャンニャン・・・

犬の日はいつなのだろう?

こちらは「11月1日」。
ワンワンワン・・・

 

葉

 

「ともしび」を観るきっかけ

ミニシアター系の映画であるため、東京でしか上映しないかと思っていましたが、千葉劇場で先週末から上映が始まりました。

ここ数年、映画は
・楽しいもの
・元気が出るもの
・観終わった後に考え込まないもの
を選んでいました。
映画を娯楽として楽しみたい気持ちが強く、シリアスなテーマのものは避けていました。

 

が・・・
「ともしび」は、作家 下重暁子さんのコメントを偶然目にして興味がわき、ひきつけられました。

 

ただ、紹介されていたあらすじを読んだ印象は
暗いな・・・
というもの。

 

千葉劇場

劇場に到着。
階段をのぼって2階の入口を抜け、正面にあるチケットブース内でパソコンに向かって作業をしていた若い男性スタッフが顔をあげ、対応してくれます。

「ロビーでお待ちください」
と言われ、ソファが並べてあるすぐそばのスペースで待ちます。

上映中の映画の音がもれてきます。

「ちいさな独裁者」を観ていた人たちが出てきます。
1人で来ている男性がほとんどです。

 

その後、先ほどのチケット売り場にいたスタッフが劇場内の清掃をし、いよいよ「ともしび」の入場開始。
11席が10列あるだけの小さな劇場です。

この時点では、観客は私と会社帰りふうの男性のみ。

静寂に包まれています。

 

そんな時、先ほどの映画を観ていたと思われる方が、チケットブース近くで、劇場スタッフに「ちいさな独裁者」の感想を語り始めるのが聞こえてきました。
コンパクトな劇場であるため、座席とチケットブースの距離が近く、扉も開いていたので二人の会話が聞こえてきます。

上映されていた作品にとどまらず、別の作品やほかの劇場の話題にまで話が移っていきます。
「あなた(映画に)詳しいねぇ!」
と年配の男性客がスタッフに向かって「感心した」という声をあげます。

スタッフも応じます。

「あ~なんかいいなぁ、こういうの」
と私はひとりにんまり。
映画好きが高じて劇場で働く若者と映画を愛してやまない老紳士の会話に、こちらも嬉しくなります。

衝撃のはじまり・・・

いよいよ上映開始。

以下、作品中の描写は、正確ではないと思います。
強烈な印象にすり替わっていたり、思い違いや記憶の変換がなされている可能性も大です。

 

前触れもなく、場内が暗くなり始めます。

この頃には、観客も少し増え、10人弱くらいになっていました。

短い予告編が終わり、本編に入ります。

突然の大きな奇声にビクッとします。
顔を真っ赤にしながら叫ぶ主人公のアップ。

完全に油断していました。

静かに景色が映し出されたり、説明から始まったりする中で徐々に「映画モード」に入っていくことが多い私に、この作品はそのような猶予を与えてくれませんでした。

 

感想

やたら多く出てくる共通の「もの」がありました。

◆「地下鉄」
主人公が移動する場面が多く、地下鉄のほかにバスも何度か出てきます。また、歩いている姿も何度も見ます。
◆「水」
手を洗う、上の階からの水漏れ、シャワーを浴びる、プールで泳ぐ、花瓶の水を変える、水を飲むなど、水にまつわる場面が次々と出てきます。
◆「階段」
主人公が階段をおりる場面が多いです。主人公が階段をおりていく中、のぼってくる子供たちやまちの人たちとすれ違う、という場面が何度もあります。
◆「着替え」
主人公が着替える場面が多いです。

何度も何度も繰り返されるこれらのことが、暗示しているのだろうなぁ、ということがじわりじわりと伝わってきます。

 

ラストシーンで主人公が地下鉄の長い階段をおりていきます。
そしてホームに地下鉄が入ってきた瞬間に、風が吹いたような気がしました。
電車が自分の目の前を通過する時におこる風が、劇場で映画を観ている私に吹いたのです。

勿論、そこは4Dの劇場ではありません。
たまたま空調の風が私の顔にあたったのか、はたまた私の錯覚なのか・・・

これまでにない、初めての経験だったので衝撃でした。

光

観終わった後、暗い気持ちになることも覚悟していたのですが、意外にも、そういった感情はわきませんでした。

主人公は、辛いこと、悲しいことが自分にふりかかっても、騒ぐことはありません。誰かを頼ることもしません。
受け入れます。
もがきながらも自分の中でそれを消化します。
自分の足で歩んでゆきます。

 

作品中ずっと音楽がありません。
扉が閉まる音、水が流れる音、足音などの日常音のみで構成されています。
エンドロールまでも無音で流れる徹底っぷりです。

 

沁みる映画です。

葉

 

今回はここまでです。またお会いしましょう。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえでした。

 

実施中のキャンペーンはこちら↓

ハッピーモーニング

夕方や土日は自分の時間を確保することが難しいけれど、
平日の朝だったら・・・という方にオススメです ♪

平日朝9時~
「デコルテ・首&ヘッドセラピー 40分」を 
通常価格 6,000円のところ 3,800円 でご利用になれます!!