変化の兆し : スクールに通う日々(2016年5月~6月)

花こんにちは。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえです。

2017年秋 オープンを目指し奮闘中です。

 

葉

 

10ヶ月目に突入のスクール通い

これまでの「緊張」「必死」に囚われていた状況から少し変化をした時期です。

 

2016年5月8日(スクール25日目)

■背面の復習/腰のディープ手技の練習/筋膜リリースの練習  【 腰方形筋、大腰筋、腸骨、肋間筋、前鋸筋、大殿筋、中殿筋、小殿筋 】

⇒ 深部の筋肉をとらえるのが難しい。探そう探そうという気持ちが強くなりすぎると手に力が入り硬くなることで筋肉を感じることができなくなる。(手技の)記憶をたぐり寄せながら久しぶりの上半身。間が空くのはよくない。

2016年5月15日(スクール26日目)

■肩のディープ手技の練習  【 大円筋、小円筋、広背筋、肩甲下筋、棘下筋、棘上筋、僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋 】

⇒ 手技が多くて覚えるのが大変だけれど、楽しい。もっともっと学びたい。

2016年5月22日(スクール27日目)

■座学「カウンセリング」について

⇒ カウンセリングが効果的なトリートメントに結びつくことを実感。色々と面白いことを学べた。

2016年6月12日(スクール28日目)

■腹部の練習  【 腹直筋、腹斜筋、腹横筋、大腰筋、肋間筋、横隔膜、腸骨 】

⇒ 柔らかな部分なだけに圧を入れることにためらいがある。立体的にとらえるのが難しいけれど、何だか少しつかんだかも、と思う。楽しい。感覚を磨いていこう、練習しよう。

2016年6月19日(スクール29日目)

■背面の復習/腰のディープ手技の復習

⇒ 腰方形筋を立体的にとらえるのが難しい。母指の手技がうまくできない。ものすごくへこんだ。はぁっ・・・。成長していないなぁ。未だに基本ができていない。練習あるのみ、頑張ろう。

 

深く深く・・・

ディープの手技に入ってきました。浅い部分の筋肉をほぐしてから触れる深い筋肉の手技です。これまで以上に柔らかな手で触れることが求められます。
練習でモデル(お客様役)をやると、今まで触れられたことがない筋肉だったりするので、「おわっ・・・?」と声が出てしまう、何とも不思議な感覚を味わいます。

 

あなたはどのタイプ?

カウンセリングの授業で、コミュニケーションにおける情報処理の仕組みを3つのタイプに分ける心理テストがありました。

質問 ) 昨日、もしくは今日、お風呂に入った時のことを思い出してください。それはどのようなものですか?

①もわもわと湯気のたちこめる浴室の様子やシャンプーボトルの配置などが浮かぶ人 → 視覚優位タイプ

②シャワーの音や浴槽に水滴がポチャンと落ちる音などがよみがえる人 → 聴覚優位タイプ

③お湯の温かさやシャワーの水圧などを思い出す人 → 体感覚優位タイプ

体感覚ちなみに私は「もこもこの泡が気持ちいいなぁ」と思ったので③の体感覚優位タイプだそうです。

同じような場面であるはずなのに、ひとによって思い出すものが異なる、というのはとても面白いと思いました。自分を基準に考えてしまっていたので、ほかのタイプの方の回答を聞いた時に「おぉーなるほど!そういうのもあるね!」と新鮮な驚きがありました。

情報を受け取った時、また情報を外に発信する時に、ひとそれぞれ自分の得意な(好きな)分野に重点をおいて処理をする、しかもそれが無意識で行われる、というのは興味深いことです。

 

コミュニケーションとは、「当たり前」が異なるひととの情報交換であることを念頭に、丁寧に重ねていきたいと思います。

 

 

葉

 

今回はここまでです。またお会いしましょう。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえでした。

 

 

 

 

 

声を聴くということ

花こんにちは。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえです。

2017年秋 オープンを目指し奮闘中です。

 

サロン現在、木更津市内で物件を探しています。

先日、気になる物件を見せてもらいました。とても素敵です。ベッドはこの向きで置こう、窓にはカーテンよりスクリーンの方がいいかな、とイメージが膨らみ、ワクワクします。

ただ、決めるには少し慎重になっています。希望の広さよりやや狭いことと、場所がわかりづらいかなぁ、という点が気になるところです。自分が思い描くままの物件は存在しないとわかってはいますが、悩んでいます。うーん、どうしましょう・・・。

 

葉

 

2年前から「開業セラピストコース」を受講し、現在はスキルアップレッスンを受けています。

今回は、通し(全身基本コース)練習をしました。特に、手技と手技の間の「つなぎ」を意識した練習です。

「つなぎ」が大切な理由とは・・・

これまでの、ひとつひとつの手技の質を高めていくことを目的とした練習に加えて、次の手技に移る際の流れを滑らかに、かつ、次の手技を効果的に行うための練習をしました。

お客様が、「気持ちいい」と実感される時間を長くすることと、安心感をもっていただくことを目的としています。

笑顔色々な手技を行うために、セラピストはお客様の頭の周辺に立っていたり、お尻の辺りにいたり、つま先付近にいたり、と、立つ場所が変わっていきます。また、姿勢や手を置く位置も変化していく中で、セラピストが次の手技のために準備の時間を必要としますが、その時間をただ単に準備に充てるのでなく、絶え間ない波のような動きができれば、より、お客様の体に触れている時間が長くなり、そのことが、お客様の満足につながると考えられます。

また、うつ伏せの時は特に、お客様はセラピストが今どこにいるのかがわかりづらいため、「ここですよ」というお知らせも込めて、お客様の体から手を離さずに場所を移動することも大切です。頭側にいると思っていたところで、急に脚の施術が始まったら驚いてしまいます。

また、手を離した状態から、もう一度、手を置き直し、基本姿勢をつくって、という順を踏んでいくことで、次の手技の開始が数秒遅れます。その、セラピストの準備時間は極力短縮しつつ、しっかりと準備をした上で次の手技を開始するための練習といえます。

 

気合いは要らない

人頑張ろうとすればするほど空回りしてしまい、体に力が入る、そして手が硬くなる、その硬さは施術を受けている相手に伝わります。また、硬い手になってしまうと、筋肉を感じづらくなってしまうので、スウェディッシュを効果的に行うことができなくなります。更には、正しい基本姿勢をとれなくなり、セラピストの体にも負担がかかる、という、誰にとっても嬉しくない状態です。

私は「よっし!腓腹筋をほぐそう!!」というように気合いが入る傾向にありました。この気合いは全く必要のないもので、むしろ、ない方がいいものですが、特に、相手の体に強いコリやハリを感じるとスイッチが入りがちでした。

「脱 気合い系」を目指してきていた私ですが、ついに、練習のペアの相手から「今日はずっと柔らかな手が密着していた」という感想をもらいました。やった ♪

現在、共に学んでいるメンバーとは付き合いが長いこともあり、それぞれの特徴(クセ、得意な手技、苦手な手技)を把握しているため、変化にも気が付くことができます。心強い同志です。

 

比率の変化?!

それでは、なぜ今回は理想とする施術ができたのだろうか、と考えます。

目の前のモデル(お客様役)に集中し、相手の体の声に耳を傾ける(筋肉の状態を手を通じて感じ取る)ことだけを考えた結果だと思います。

これまでも、そうあるよう努めていました。では、今回は何が違ったのでしょうか?手技を進めていく一連の流れの中でみてみます。

Ⓐ 次はこの手技をやろう → Ⓑ 基本姿勢をとろう → Ⓒ (お客様の)筋肉の状態をみてみよう、という流れにおける意識(重点)の置き方が変化したのだと考えます。

従来)  Ⓐ:Ⓑ:Ⓒ = 2:3:5

今回)  Ⓐ:Ⓑ:Ⓒ  = 1:1:8

星

 

イメージとしてはこのような感じです。これまでは、自分がどうあるか、という部分(ⒶとⒷ)が半分を占めていたのに対し、今回は、相手のことを考える部分(Ⓒ)が広がりました。

自分自身を整えることに、以前より手間取らなくなったといえます。

 

聴く姿勢と感じる心

「相手のことを考える」ということについて考えてみます。たとえば、友人から相談を持ちかけられた時のことを想像してみてください。自分の心に余裕がある時は、相手のことをそのまま受け入れることができます。反対に、余裕がない時は、自分の都合で、結論ばかりを急ぎ、本来の相手の姿を見ることができないことがあります。それとよく似ていると思います。

(相手が)こういう気持ちでいるだろう、と、推察することと、実際の相手の思いが一致しているかどうかはわかりません。相手の気持ちを想像することはとても大切です。相手を大切に思う心があるからこそ、気持ちを推し量ることをします。

ただ、どんなに相手の立場になって考えてみても、想像の域を出ることはありません。思い込みや決めつけになっていないか、自分自身を疑う心を持つことも同時に必要だと思います。疑う、というと響きはよくありませんが、(自分の想像と実際の相手の思いは)違うかもしれない、という思いを頭の片隅に持つことで、柔軟さというか、余地が生まれると思います。

「こういう言葉をかけてあげよう」とか「こうやってアドバイスをしよう」という思いが強い時は、相手を心配している気持ちは勿論あるのですが、自分がどうしたいか、どのようにありたいか、というところが思考の中心になっています。そして、相手が話をしている最中に、いかに自分の言葉をはさむか、そのことに気を取られていて、話の内容に100%集中していません。関心が違うところに移ってしまっているのです。

ハート

 

このことをお客様の筋肉とセラピストの手にたとえてみます。

カウンセリングや軽擦(体全体に軽く触れる)の時点で、「きっとここがお辛いのだろう」「あの部分を重点的にほぐすのがいいだろう」とセラピストが予測をたて、「それならば、こういう流れでやろう」「あの部分のディープの手技を徹底しよう」と施術内容を決めます。

そして、施術を始めたところで、実際にお客様の筋肉がどのような状態なのかをじっくりと感じようとせずに、ただただ、自分であらかじめ決めた流れや手技を進めることが目的となってしまう、という状況です。

 

「友人の話をしっかり聞くこと」「お客様の筋肉をしっかり感じること」どちらも、こちらの心身がよい状態でなければできないことだと思います。常に「がっちりキャッチしてから球を投げ返す」ことができるようになりたいと思っています。

 

葉

 

今回はここまでです。またお会いしましょう。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえでした。

 

まだまだ迷路の中 : スクールに通う日々(2016年1月~4月)

花こんにちは。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえです。

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葉

飛び飛びのスクール通い・・・

この時期は、仕事がいそがしく、休日出勤が続いたことや、体調を崩しがちで、毎日曜日のスクール通いが難しくなっていました。

2016年1月10日(スクール19日目)

■脚後面の復習/カルテ作成のポイント(座学)

⇒ 今年初のスクール。ゆっくりではあるけれど、着実に前進できていると思う。頑張ろう。

2016年1月17日(スクール20日目)

■脚前面のエフルラージュの練習  【 前脛骨筋、大腿四頭筋 】

⇒ 太もも部分を内手尺骨側でとらえるのが難しい。サヤカ先生のセラピストお友達がモデルさん(お客様役)になってくれ「気持ちのいい、優しい手ですね」との感想をいただいた。嬉しい。励みになる。

2016年2月7日(スクール21日目)

■脚前面の練習/ひざの練習/足の裏の練習  【 内転筋 】

⇒ 膝蓋骨(ひざのお皿)をうまく挟めない。手技を覚えられない。3週間振りのスクールで、はじめは全然動けなくて焦ったけれど、何とか次へ進めた。これでボディひととおり終了。もっと練習したい。

2016年2月21日(スクール22日目)

■デコルテの練習  【 大胸筋、菱形筋、胸鎖乳突筋 】

⇒ デコルテに進んだけれど難しい。指がつりそう。手と体の動きが連動せず手だけでやってしまいがち。

2016年3月13日(スクール23日目)

■脚前面の復習

⇒ 久々のスクール。体重移動がスムーズにできない。練習しなくては・・・。

2016年4月3日(スクール24日目)

■デコルテの復習

⇒ 久々のスクール。筋肉、骨を感じた。今までで一番手応えあり。もっと上手になりたい。こっている人をほぐしてあげたい。

 

手技への不安が膨らむばかり・・

毎回、先生のお手本を見てからペアで練習をするのですが、練習を始めたところで、すぐにつまづき、そこを何度も繰り返し練習しているうちに、時間切れになり、その日教わった手技一通りの練習に至らない(たとえば、新しい手技を10教わったのに、2~5くらいまでしか練習できない)というパターンでした。

自然に体が動くようになるまでには、まずは頭で理解し、覚える必要がありますが、記憶がすぐに曖昧になってしまうので、毎回、レッスン内容をノートに書いていました。レッスン中にメモできなかったことは、帰りの電車の中で、思い出せる限りを書いていました。後から読み返すと、意味不明だったり、字が乱雑すぎて読めなかったりもしましたが・・・。

 

生き物

 

月に1~2度しかスクールに通えない状況が続く中で、スクールのそとでは、ひたすらイメージトレーニングをするようにしていました。ただ、イメージの中では、いつの間にかレッスン内容を独自に変更してしまい、結果、誤った内容を記憶に上書きしてしまうことが度々あったため、手技を覚えることに役立ったかどうかはアヤシイところです。それでも、スウェディッシュのことがいつも頭にあったことで、「正しい姿勢」や「力を抜いた柔らかな手」などを日常においても意識するようになっていったことはよかったです。

 

葉

 

今回はここまでです。またお会いしましょう。

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基本に苦戦 : スクールに通う日々(2015年10月~12月)

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葉

スクールでの日々・・・

スクールに通い始めて3ヶ月目に突入。共に学ぶ仲間も増えてきました。

2015年10月4日(スクール8日目)

■背中のエフルラージュの復習

⇒ 「体重移動を無意識にできるようにならないと複雑な手の動きはできません」とサヤカ先生からのお言葉。課題は、腹式呼吸を意識して肩や腕に力を入れないこと。

2015年10月11日(スクール9日目)

■背中のエフルラージュの復習/エフルラージュディープの練習

⇒ 体重移動がうまくできず、圧がいまいち入らない。

2015年10月18日(スクール10日目)

■背中のエフルラージュの復習/背中のディープ手技の練習

⇒ 両母指の手技が難しい。圧の入れ具合がつかめない。嬉しいこともあった! 初めてペアを組んだ相手から「安心して体をあずけられる優しい手」と言われた ♪

2015年10月25日(スクール11日目)

■背中のディープ手技の続き

⇒ パニック。新しいことがなかなかできない。手順も覚えられない、落ち込む。

2015年11月1日(スクール12日目)

■脚後面のエフルラージュの練習

⇒ 圧を左手、右手、左手、右手と移していくのが難しい。初の脚エフルラージュで褒められた、嬉しい。前日に参加した創業セミナーの効果もあり、夢がますます膨らむ。

2015年11月8日(スクール13日目)

■脚後面の練習  【 腓腹筋 】

⇒ 体重移動がうまくできないことに意識がいきがちで、手の動きに集中できていない。

2015年11月22日(スクール14日目)

■脚後面の練習  【 ハムストリング 】

⇒ 腰の回転で軸をとることに苦戦。筋肉痛。指先を常に密着させることが難しい。2週間振りのスクールで緊張した。

2015年11月29日(スクール15日目)

■脚後面の練習  【 腸脛靭帯 】

⇒ 指先まで密着させ続けることが難しい。

2015年12月6日(スクール16日目)

■脚後面(足裏、かかと)の練習

⇒ 足裏に面を合わせて圧をかけるのが難しい。アキレス腱を伸ばす手技をテンポよくやることができない。

2015年12月13日(スクール17日目)

■基本姿勢の復習/軽擦の復習

⇒ 体重移動がしっかりできない。肩からひじ、親指までまっすぐ、の状態ができていない。散々だった。いいとこなしで自信喪失・・・。

2015年12月27日(スクール18日目)

■腕後面の練習

⇒ 課題は体重移動をスムーズにすること、ひじの内側が前を向くようにする。今日は余計な力を入れずにできた!よかった!

 

体が硬い?!

ある日のスクールで、サヤカ先生が首をひねりました。「なんで動きがカクカクしてしまうのだろう?・・・もしかして、股関節が硬い?」

自覚はなかったのですが、どうやら股関節が硬いらしいです・・・。先生から自宅でできる、股関節を柔らかくするストレッチを教えてもらいました。とても簡単なものです。

ストレッチ仰向けになり、ひざを外側に曲げて、両方の足裏をぴったりくっつける、これだけです。ひざを床につけようと頑張る必要はなく、自重でひざがさがる分だけでよいそうです。毎晩寝る前に、このストレッチをしていたところ、2年経った今では、あと少しでひざが床につきそうです。継続は力なり。

 

見た目の違いはあまりないけれど・・・

何度も繰り返す基本姿勢の練習。基本姿勢(体重移動)が大切なのは、腕の力で押さないためです。練習の際にモデルをやると、相手が力で押してきた場合と、基本姿勢ができた状態で無理なく圧が入ってきた場合とで、違いをはっきりと感じます。前者は、強い力と、時に鋭い刺激を感じますが、後者は、柔らかな手を通し、じんわりと奥まで圧が届くのを感じます。

手また、指先まで手を密着させることも繰り返し練習していますが、見た目にはほんの数ミリの差が、モデルで受けていると差が歴然であることに驚きます。指先まで密着していると、大きな手で優しくすっぽり包まれている感覚になり、気持ちのいい範囲が広くなる上、時間も長くなります。

 

迷路に・・・

この頃、スクールではとにかく緊張していました。教わったことをできるようにならないことに落ち込むこともしばしば。練習相手から「痛い」と言われると、途端に圧を入れることが怖くなってしまったり、「(手を置いている)場所が(筋肉から)ちょっとずれている気がする」と言われると、焦り、手が硬くなってしまい、結果、余計に筋肉を感じることができなくなる、という負の連鎖に陥りがちでした。

今思えば、もっと気楽にやったらよかったのでは、と思う部分はありますが、グルグル悩み、もがいたことがその後の糧となったことは確かです。もっとも、ここから抜け出すのはまだまだ先になりますが・・・。

 

葉

 

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基本が大事 : スクールに通う日々(2015年8月~9月)

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葉

 

楽しく長く・・

「セラピストが自分の体を痛めてしまうようなやり方は絶対にしません。そのために、基本を大切にします。皆さんにスウェディッシュを楽しく長く続けてほしい。なので、正しい姿勢ができなければ先には進みません。時間はかかると思いますが、妥協はしません」

鳥

「手技の順番やかたちを覚えるのではなく、今、どの筋肉に働きかけようとしているのかを意識してください。そうすれば、手を置く場所、体の向き、立ち位置が自ずと決まります。手を置いたら力で押すのではなく(自分の体重を無理なくのせられる範囲で)お客様の体に寄りかかるだけ。筋肉を感じたら、後ろの足で床を蹴ると、オイルの付いた手が自然と進んでいきます・・・」

サヤカ先生からの最初の説明です。

原点はここにあります。

 

スクールでの日々・・・

船スクールでの様子(レッスン内容、課題、心境)を通い始めた当初から順に振り返ってみたいと思います。悪戦苦闘、一喜一憂の日々、ゆっくりと前進していく記録です。

2015年8月2日(スクール1日目)

■正しい立ち方の練習/基本姿勢の練習/エアエフルラージュの練習

⇒ まずは自分のクセを認識することから。大きな特徴は、ひざ裏がピンと張っていて、脚が反った状態になっていること、また、骨盤が傾いた反り腰であること。

何度も正しい立ち方を練習するうちに、正しい姿勢とは、無理なく、骨格で支える姿勢だということがわかってきた。軸を持った上で、ほかの余分な力は抜いた状態をつくるのが難しい。すぐには直せないけれど、めげずにしっかり取り組んでいこうと思う。体も頭も使いぐったり。

2015年8月9日(スクール2日目)

■ペアになり、モデル(お客様役)と練習する人(セラピスト役)を交代で行う練習スタート。シーツの上からモデルの体に触れる練習/足枕の位置調整の練習/軽擦の練習    【 脊柱起立筋、大転子、腸骨、座骨結節 】

⇒ 覚えることがたくさん。頭の整理をしなくては。今後の課題は、ひざ、ひじがピンと伸びきらないようにすること、中指から肩までまっすぐにすること、肩や背中の余分な力を抜くこと。

2015年8月23日(スクール3日目)

■前回の軽擦の続き/背中のオイル塗布/エフルラージュの練習  【 棘上筋 】

⇒ 初オイル! 難しいけれど楽しい。体重移動がうまくできない。

2015年8月30日(スクール4日目)

■基本姿勢(体重移動)の練習

⇒ 全然できていなかったので次へ進めず。体重移動がうまくできない。手と足の動きに腰が連動せず、腰がおいていかれ、戻る時には腰だけが先にさがってしまい、へっぴり腰になってしまう。

2015年9月6日(スクール5日目)

■基本姿勢の復習/背中のサイドプリング、ニーディング  【 肩甲骨、肩峰 】

⇒ 基本姿勢を保つことができない。課題は、上体を起こすこと、下腹に力を入れること、手を置く度に立ち位置の確認をすること。今日もみっちり、こってり。すぐへこんでしまうけれど前を向こう。

2015年9月13日(スクール6日目)

■基本姿勢の復習/両母指に体重をのせる練習

⇒ 圧のかかる方向をイメージしながら立ち位置、体の向きを整える。ひじから親指の先までまっすぐにし、四指は卵をそっと包むイメージなのだが、全てを同時にやることができない。

2015年9月27日(スクール7日目)

■常に手を密着させたまま中指から進む練習

⇒ 指先まで意識し続けることが難しい。なかなか習得できず、少々へこみ気味。

 

まず自分の体への意識が変わる

骨格、筋肉に興味を持つ

スクールに通い始めの2ヶ月間は、毎回驚きの連続でした。それまでの生活において、自分の骨格や筋肉に注意を向けることがほとんどなかったため、レッスンを通し、自分の体と向き合う、体の使い方のクセを知る機会を得ました。

今の生活に支障をきたすことはありませんが、より快適に生活するために、更には、二十年後、三十年後を見据えた場合、骨格や筋肉を正しく理解し、効率的に使えることが自分の助けになると感じました。

その姿勢 本当に楽?

そもそも、「余分な力を抜く」ということを勘違いしていたことに気が付きました。たとえば、立ったままで力を抜く動作をしてみましょう。ふうっ、と息を吐き、腕をぶらん、とさせて、お腹が前に出て、背中が丸くなっていませんか? これが一番、楽な状態ですか? よーく自分の体を観察してみましょう。腰や背中の筋肉が意外と頑張っている様子が伝わってきます。つまり、体をだらりとさせた状態は、実のところ「力が抜けている風」や「脱力アピール」の、ただ単にだらしない姿勢をしているだけだということがわかってきました。余分な力を抜く、楽な姿勢というのは、骨格で支える姿勢です。

身長が伸びる?!

骨せっかく正しい立ち方を学んだので、日常生活においても姿勢を意識するようにしました。特に気をつけているのは、ひざ裏がピンと伸びきらないようにすることです。大腿骨に腓骨がパコッとはまり、一直線になっているイメージです。何気なく立っていると、すぐにひざがガクッと後ろにいってしまいます。長年のクセなので、簡単には直りませんが、気が付いたらすぐに直す、を繰り返しています。

次に骨盤の傾きです。姿勢をよくしようとすると反り腰になってしまい、気を抜いていると、今度はおへそが引っ込み下腹が前に出た状態になりがちです。そこで、骨盤をまっすぐに立てるように意識します。

全身骨格模型を思い描く日々です。

正しい姿勢を意識し始めて2ヶ月が経った頃に、健康診断がありました。身長を測ったところ、なんと1cm伸びていました! 骨が本来あるべき位置に納まったのだなぁ、と納得。

指先の意識が第一印象を変える?!

手の動作や指先で物をつかむ場合にも、スウェディッシュの手の置き方を意識し、力を抜いた状態で優しく指先から触れるよう心掛けています。そういえば・・・指先に気を配るようにし始めた頃から、創業セミナーなどでお会いする初対面の方から「(第一印象が)柔らかい」と、言われることが多くなりました。

 

葉

 

今回はここまでです。またお会いしましょう。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筋肉との対話は対人関係と似ている?!

花こんにちは。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえです。

2017年秋 オープンを目指し奮闘中です。

 

2年前からSandy Therapist school(神奈川県藤沢市)で、「開業セラピストコース」を受講し、現在はスキルアップレッスンを受けています。

平日フルタイムで働いていた今年3月までは、週末スクールに通っていました。ただ、休日出勤等もあり、毎週末通うことは難しく、間隔が開いてしまう時期もありました。

本格的にサロン開店準備期間に入ってからは、集中してスクールに通い、スキルアップを図っているところです。

 

葉

 

スクールでは、ペアを組み、モデル(お客様役)と練習する人(セラピスト役)を交代でやります。ひと

 

今回は、通し(全身の基本コース)練習をしました。

通し練習では、モデルさんにいくつか質問をした上で、筋肉の状態を確認し、全体の流れを組み立てます。限りある時間の中で、体全体をいかにバランスよくほぐしていくかが問われる練習です。

 

スウェディッシュを学ぶ前までは・・・

「肩がこっている」「腰が痛い」「脚がむくんでいる」など、症状毎に体を捉えていました。そのため、症状が出ていない部分についてはあまり関心を持たず、マッサージを受ける際には「肩が辛いから上半身をやってもらおう」とか「今日はとにかく脚!」というコースの選び方をしていました。

 

スウェディッシュを学ぶようになってからは・・・

体はつながっている、連動している、ということを意識するようになりました。たとえば、ちょっと動かしづらい部分があったとします、その動きを補うために「別の部分」が頑張った結果、元々は問題のなかった「別の部分」に疲れや痛みが出る、ということがあります。

そういった場合、その経緯を自覚していることはあまりないかもしれません。つまり、いま、疲れや痛みを感じている「別の部分」にばかり注意が向いてしまい、ことの発端である、動かしづらい部分があるということについて本人が気が付いていない、ということです。

植物そもそも動かしづらくなった理由が、使わな過ぎで筋肉が固まってしまっている場合は、意識して「動かさないようにしよう」としていたというよりは、結果的にその部分を使っていなかった、という無意識であるため、なかなか気が付くことはできません。

 

また、本人の無自覚な体の辛さというものが存在します。慢性的なものや、徐々にその状態に陥ることで体が慣れてしまっている場合、本人にとってはその状態が「普通」になってしまっていることがあるからです。

ペア練習でモデルをやっている時に「〇〇(体の部分や筋肉)はっていますねー」と指摘されて「あぁ、確かに。そういえば最近・・・」と初めて自分の不調に気が付くことがあります。またある時は、背骨付近の筋肉(脊柱起立筋、多裂筋、回旋筋など)をほぐされた直後、スッと通りがよくなる感覚があり、呼吸が楽になることがあります。普段、無意識で行っている呼吸には何ら苦労を伴っていないはずですが、更に良い状態が存在することは衝撃です。

誰しも自分の体が基準です。ほかの人の感覚を味わうことはできないので、「普通」と思っていることが、実はそうではないこともあるのだということを練習を通して体感しています。

筋肉との対話とは・・・

ひと筋肉の状態を手で確認していくということは、筋肉と対話をすることだと思っています。また、それは対人関係と似ているような気がします。大きく分けて3つのタイプで考えてみます。

タイプ1:

こちらから積極的にぐいぐい働きかけなくても、「どうしたの?」と一声かければ自分の話をしてくる、割と自己主張の強いタイプです。浅い部分にある筋肉や大きな筋肉と似ています。置いた手の下から強い反応を感じます。

有名どころの「大胸筋」や「腹直筋」など。

タイプ2:

こちらから「どうしたの?何かあった?」と優しく尋ねて初めて自分のことを話し出す、控えめなタイプです。少し深い部分にある筋肉やあまり大きくない筋肉と似ています。余分な力の抜けた、柔らかな手で触れることで感じることができます。

肩関節の固定筋である「肩甲下筋」や頭を傾ける働きをする「斜角筋」など。

タイプ3:

誰かの後ろに隠れているので、この場所からは姿をはっきり見ることができません。「どうしたの?何かあった?よかったら聞かせて」とこちらからゆっくり近づき、そっと寄り添うことでようやく話し出す、人見知りタイプです。大きな筋肉の後ろ側にある筋肉や深部にある筋肉と似ています。柔らかな手で、指先まで神経を集中し、じっくりと時間をかけることで感じることができます。

背骨と骨盤を安定させ、体の土台を支える「腰方形筋」や脚や腰を曲げたり、力強い動きを担う「大腰筋」など。

 

 

対人関係と大きく異なるのは、相手が筋肉の場合は、「必ず、タイプ1から順に話しかける」という鉄則があることです。

 

葉

 

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