新世界を知る喜び ~ 邦楽(和楽器) ~

花こんにちは。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえです。

 

当サロンでは、解剖生理学に基づき、浅い筋肉から徐々に深い筋肉をゆるめていくオイルトリートメント「スウェディッシュマッサージ」を中心に行っています。

 

雪皆さま、木曜から金曜にかけて降った雪の影響はありましたか?

当サロンのある千葉県木更津市では、木曜の夜に降り始め、金曜の朝には、屋根や地面が薄っすら白くなっていました。

幸い、道路が凍結することはなく、交通に支障が出ることもありませんでした。

この冬は、あと何回まちが雪化粧するでしょうか?
葉

邦楽コンサート

青葉の森公園芸術文化ホール(千葉市)で開催された「邦楽コンサート」に行ってきました。
ホールに、照り屋根付き白木総檜造りの組み立て式の能舞台が設置されています。

始めて目の当たりにする能舞台に開演前からワクワクします。

 

4部構成。
【第1部】
稲毛浅間神社神楽連による「天の岩戸の舞」

【第2部】
長唄「三番叟」
創作「桃太郎」

【第3部】
ダンサー大前光市氏と邦楽(和楽器)の共演

【第4部】
長唄「勝三郎連獅子」

邦楽コンサート

神楽連の演目は、大きな効果音や派手な演出があるわけではないのに、舞で盛り上がりの様子が見事に表現されていました。
機会があれば、神社という独特な空気感の中で見てみたいと思いました。

長唄の演目では、演者の方たちが、お若いことにまずは驚きました。
お話の中から推察するに、30歳前後の方がほとんどだったのではないでしょうか。
長唄の演者さんといえば、年配の方だという勝手な思い込みが自分の中にあったことに気が付きました。

ダンサーの大前さんの踊りは決して日本的ではないのですが(そういうオーダーがあったそうです)、その妖艶な雰囲気が邦楽と不思議と合っていました。

花

演目の間に、邦楽囃子方の望月太左乃さんが、和楽器や能舞台などについて解説をしてくださったのですが、それがとても興味深かったです。
初めて知ることばかりで、
「へぇーっ!」
と、終始感心しきりでした。

以下、記してみたいと思います。
私の聞き間違いや勘違いもあるかもしれませんが、そこのところはご容赦くださいませ。

【横笛】
・横笛には、能菅と篠笛がある
・能菅は能や歌舞伎で用いられる。音階はなく、高音が特徴的。
魂を揺さぶられるような音です。
・篠笛は神楽連や祭礼で用いられる。音階があるので、五線譜の音楽を奏でることが可能。
・篠笛は、その日の謡い手さんの声の調子によって使い分けるので、常に40本くらい用意している。

【鼓】
・鼓は小鼓と大鼓がある。
・小鼓は右肩にのせて演奏する。
・小鼓は乾燥すると音が出なくなるので、舞台などで強い照明を受けて乾燥する場所では、曲の合間に演者の息を吹きかけて、皮に湿気を与える。
・大鼓の皮は演奏の前に2時間程炙って使用する。2~3公演毎に張り替える。
・小鼓の音は2種類、大鼓は高音の1種類。

【太鼓】
・太鼓は中央に丸印があり、そこを叩いて音を鳴らしている。(どこでもいいわけではない)
・バチは太いものと細いもので音を使い分けている。

【囃子】
・ひな人形に飾られる5人囃子は
「向かって右から、口に近い楽器の並び順」である。
扇を持った謡(うたい)、笛、小鼓、大鼓、太鼓。
これはとってもわかりやすいし、忘れません!

【箏】
・(本公演は通常の13絃と重厚な音の17絃でしたが)最大はなんと80絃!
80絃の演奏、いつか聞いてみたいです。

 

【能舞台】
能舞台の照り屋根を支える4本の柱は、実のところ現代の建築技術では、なくすこともできる。この柱があることで、観客から舞台が見づらい、という問題もあり。

が、現代でも能舞台に必ず4本の柱はあるそうです。

なぜか?

面(おもて)をつけていると非常に視界が狭くなり、舞台の範囲が目視できないため、柱が舞台の範囲を示す役割を担っている、というのです。
舞台から転落したら大変です!

公演後、展示されている数々の能面を見ましたが、2ミリ程度しか目の部分が開いていない面もありました。
この状態で舞台で舞うなんて神業!

 

せり出した舞台(現世)から裏(あちらの世界)に続く廊下のようなところの脇に松が配置されている。
一の松、二の松、三の松と呼ばれ、大きさは順に大→小となっている。

 

松が舞台の正面に描かれ、竹は柱に描かれている。

松、竹・・・
「梅は?」
となりますが、梅は舞台にありません。
理由は、梅は季節を表現するから、だそうです。

 

勉強になりました!!

 

広がる世界・・・

知らない世界に触れることは、発見と喜びがあります。

きらきら

「気になる」を大切に、「思い立ったが吉日」精神で、これからも出会いを求めていこうと思います。

葉

今回はここまでです。またお会いしましょう。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえでした。

 

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