「普通」「いつも通り」の思わぬ落とし穴・・・ 

花こんにちは。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえです。

 

当サロンでは「スウェディッシュマッサージ」と呼ばれる、浅い筋肉から徐々に深い筋肉をゆるめていくオイルトリートメントを中心に行っています。

 

花常連のお客様より
「1周年のお祝いに・・・」
とお花をいただきました。

晩秋らしい深い色・・・
華麗さとかわいらしさが共存する素敵なフラワーアレンジメントです。

ありがとうございます!

 

葉

本当に「普通」?

自分の体を観察することは大切です。

自身の体との付き合いが長くなるにつれ、「これ以上無理するといよいよ体調が悪化しそうだ」ということがある程度わかってきます。

ただ、ここで気を付けなくてはいけないのは、自分では「普通」だと思っている状態や「当たり前」のことが、ほかの人にとっては「普通」でも「当たり前」でもないことがあるということです。

誰しも、自分の体以外の体の感覚を感じることはできません。体験したことがないので、自分が標準であると思い込んでいる節があります。
なので、自分にとって「いつも通り」のことであっても、そもそも「基準」としてふさわしくないことがあるのです。

 

気が付かなかった・・・

私は自覚のない貧血だった時期があります。

ある時、検診の一環で血液検査をしました。
その結果を受けて、医師から
運動禁止
突然倒れるかもしれないので階段では必ず手すりを使うこと
を言い渡されました。

 

「なんでもっと早く来なかったの!
疲れやすいとか、フラフラするとか症状あったでしょう?
んーでもまぁ、ある日突然貧血になるわけじゃないから、その症状があなたにとっては普通になっちゃっていて気が付かなかったのかもしれないけれど・・・」

「貧血で死ぬことはないと思っているのかもしれないけれど、心臓にものすごく負担がかかっているから心不全を起こすかもしれないよ!
このままひどい貧血が続くと輸血だからね! 」
と、きつい口調で説明されました。

貧血

あぁ、そういえば・・・
と思い当たる出来事が浮かんできました。
辛かったのは年齢のせい(体力が落ちたせい)ではなかったかぁ・・・。

 

あの時・・・

南アルプスに行く計画を立てました。
(上記検診を受ける数ヶ月前のことです)

積雪のために登頂を断念した前年の苦い思い出もあり、この時はリベンジ登山だったので気合い十分でした。

「山登りの練習は山登りでしかできない」

体力に不安があったため、登山の2ヶ月くらい前から、リュックサックにペットボトルを詰め込み6~8キログラム程度の重さにして、せっせと近くの山に出かけて練習を重ねました。

 

いざ、山頂を目前にして、パートナーからは
「顔面蒼白だけれど大丈夫? 行ける? 」
と心配されるくらいに具合が悪くなりつつも、一年越しで仙丈ヶ岳に登頂することができました。

 

練習の甲斐あって、登れてよかった!
それにしても体力が落ちたなぁ・・・
と、喜びに浸りつつも少し落ち込んでいました。

ひと

今思えば・・・

ちょっと危なかったかもしれません。

よかれと思ってやっていた練習も体に負担をかけていたことになります。

当時は知らなかったのですが
「ヘモグロビン値が9以下であれば登山をする状況ではない」
そうです。
血液検査した時点で私の数値は6.4でした。

無事に下山できてよかったです・・・。

 

時には第三者の声(検診)に耳を傾けて・・・

自分の基準でしか体調というものがわからないので、じわじわと不調になった場合、それが不調と気が付かずにいることがあります。

 

「疲れやすい」という症状はなかなか厄介だと思います。

年齢のせいかしら?
ここのところ忙しい日が続いているからなぁ・・・
と、ふんわりした理由付けをして見過ごしがちです。

 

気力で乗り切っていませんか?
あなたの感じる「いつもの疲れ」は体からのSOSかもしれません。

葉

 

今回はここまでです。またお会いしましょう。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえでした。