千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえです。
当サロンでは、解剖生理学に基づき、浅い筋肉から徐々に深い筋肉をゆるめていくオイルトリートメント「スウェディッシュマッサージ」を中心に行っています。
10月27日から11月9日までが今年(2025年)の「読書週間」だそうです。
小中学生の頃は、読書日記の課題がこの2週間は出ていたような記憶があります。
振り返ると、小学生の頃が一番本を読んでいました。
学校の図書館、地域の図書館、両方に通っていました。
休日のお昼過ぎから窓辺で読書をしているうちに、字が見づらくなってきて、顔を上げると日が暮れている、というくらい本の世界に夢中になったものです。
さて、ようやく過ごしやすい気候にもなったことですし、「読書の秋」といきましょう♪
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謎の不一致
セラピストスクールでスウェディッシュマッサージを学んでいた頃、本人の感覚(つらいと感じている部分)と体の状態が必ずしも一致しないことを知りました。
(セラピストスクールでは、生徒がペアになってセラピスト役とお客様役を交代して手技を学びます)
サロンを開いた今も、そういった場面は少なからずあります。
では、その不一致はどこからくるのでしょうか。
考えられる原因としては・・・
①つらさが突出している部位にご本人の意識が向いているため、つらさの程度が少し軽い部分は二の次となる
②慢性的なコリやハリであるためご本人がそれに慣れ、その状態が「普通」となっている
③コリやハリが根深く、感覚がマヒしている(体が防御態勢に入っている)

私の体験談
前々職、小売業で働いていた頃、足繫く通っていたマッサージ店でいつも指摘されていたのは腰のハリでした。
私としては慢性的な脚の疲れ、重だるさを感じ
「とにかく脚を楽にしてほしい!」
「明日からまた動ける体にしてほしい」
という思いでマッサージ店に来ているので、「腰が・・・」とセラピストから指摘されたところで全くピンときていませんでした。
「ガチガチの腰もほぐしますね~」
という声を聞き、腰の施術を受けながら
「気持ちいいけれど、別に腰はつらくないんだけどな~」
と思うばかりでした。
当時の私は、おそらく上記①と②に該当。
そのため、「腰」に意識が向くことがなかったのだと言えます。

今なら、脚の疲労感には腰やお尻周辺をほぐすことも有効であることを理解します。
また、本人(私)の自覚と施術希望はないけれど、「状態の悪い腰」をそのまま放っておくことは、セラピストとしてできなかったのだろう、ということも想像がつきます。
ただ、当時の私は「腰」「脚」はベツモノの感覚でいたので、セラピストの言動が不思議でなりませんでした。
(せっかくやってくれていたのにゴメンナサイ!)
ゆるり間では・・・
当サロンでは、お客様から施術内容についてご希望がある場合、基本的にはご希望にそった施術をします。
体と心、両方の「満足感」が大切だと考えているからです。
ただ、セラピストとして外せないポイントがあります。
A)「軽擦(けいさつ)」を実施すること
B)お客様が、おつらさを感じていらっしゃる部位とは異なる部位の間接的な要因が推測される場合や関連の動かしづらさなどがある場合は、その部位の重点的な施術を行うこと
以下、順にみていきたいと思います。
A)「軽擦」について説明します。
軽擦とは読んで字のごとく、皮膚や筋肉を「軽く擦ること」です。
本サロンでは、(ヘッドセラピーのみのコースを除く)全てのコースにおいて、まずは「軽擦」から入ります。
【軽擦の効果】
●血行促進・・・血液やリンパの流れを促進
●リラクゼーション効果・・・軽い刺激が精神を落ち着かせる効果
●筋肉の緊張緩和・・・緊張を和らげ柔軟性を高める
●皮膚の健康維持・・・軽い刺激で皮膚の代謝の活性化
つまり、軽擦により、お客様のお体の状態をセラピストが把握するのと同時に、スウェディッシュマッサージの効果を高めることができます。そのため、欠かすことはできません。

B)お客様のご希望とは異なる部位を重点的に施術する際、大切にしているのはお客様との対話です。
例えば、〇〇(体の部位)のつらさを訴えていらっしゃるお客様を前に、
「〇〇のおつらさは◇◇(別の部位)も関係していそうだから、◇◇をゆるめるところから始めよう」
とセラピストが考え、お客様にそのことをお伝えすることなく施術を行ったとします。
そうすると、お客様は
「〇〇がつらいと伝えたのに、どうして◇◇ばかりほぐしているの?」
と疑問に、更にはご不満に思われるかもしれません。
自分が施術を行う側になった今は
「気軽に質問してほしい」「要望は何なりとおっしゃってほしい」
と思います。
でもそれは、セラピスト側の言い分です。
施術を受ける側からは
「どうして?」
と質問したり
「もっとこうしてほしい」
とは言い出しにくいものです。
かくいう私も、施術を受ける側にまわった途端、言えなくなります・・・。
なので、セラピスト側からの丁寧な説明が欠かせないと思っています。
どちらも大事
体はつながっています。つらい部位のみを切り離すことはできません。
また、心と体もつながっています。どちらかだけリラックスすることはありません。
これからもゆるり間は、健やかな体と心を保つお手伝いをしてまいります!
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今回はここまでです。またお会いしましょう。
千葉県木更津市 スウェディッシュサロン ゆるり間 セラピストの松井まなえでした。
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